ママが小さな氷をお口に入れている時、突然、お空の住人になってしまった
さくらちゃん。
亡くなった直後は、目も口も半分開いていました。
苦しまずに逝ったとはいえ、その表情はあまり穏やかに見えませんでした。
弟ファミリーが来てくれて「お姉ちゃん、さくらの目をずっと撫でてあげるといいよ。」
って教えてくれました。
それからずっと、話しかけながらさくらの瞼を撫でていました。
そうしたら、いつの間にか目を閉じてくれました。
それからもずっと撫で続けていて、ふと、口元を見たら、
お口もちゃんと閉じてくれていました。
ママの思いを亡くなってからも聞いてくれたさくらちゃんでした。
その日は、さくらちゃんに会いにたくさんのお友達が来てくださいました。
まだ、暖かいさくらの体をみなさん愛おしそうに撫でてくださいました。
葬儀の手配は弟がしてくれました。
遺体の安置のために必要なドライアイスのことを
桜ちゃん楓ちゃんパパに教えてもらうと、
すぐにパトママが手配してくださいました。
綺麗な体でお空に行けるようにと、最期のエンゼルケアはU母がしてくださいました。
ママはただ茫然とさくらに寄り添うことしかできませんでした。
綺麗になって、安らかなお顔になって眠っているようなさくらちゃんでした。

二晩凪くんと一緒にさくらちゃんに添い寝しました。
段々冷たくなって硬くなて行くさくらちゃんの体を、ずっと撫でていました。
お鼻と肉球だけは最後まで生きていたときと同じ感触でした。
お鼻が乾燥しないようにクリームを塗ってあげたり、
肉球にクリームを塗ってあげたりしていました。
お別れの朝は、伸びていた爪を切ってあげました。
切った爪は大切に持っておこうと思います。
寝ているようなさくらちゃんを見ながら、この艶々、ピカピカの体が
もうなくなってしまうのかと思うと
胸が痛みました。
午後3時半お迎えの人が来てくださいました。
さくらちゃんが育った家を出て行きました。
さくらちゃんには、手作りのわんバーグ・おやつ・大好きなおもちゃ
いただいたドレス・たくさんのお花
雨でも遊べるようにレインTシャツ
暑くないように夏用の服を持たせ、
ママと又会えるように赤いリボンは首に付けました。
私もすぐにお別れの場所までアミママと弟ファミリーと行きました。
そこには先に、パトママとラッキーママが来てくださっていました。
そこで、さくらの最期の食事として、みんなて゛かわるがわる花弁にお水を付けて
口に持って行きました。
また、ご縁があるようにとさくらの胸の上に5円玉をおいてあげました。
儀式が終わり、本当に最後のお別れの時、
ママはさくらにしがみついて嗚咽していました。
もう、この体が無くなってしまうんだと思うと、受け入れられなくなりました。
でも、さくらを迷わすわけにはいかないので、
「大好きだよ。ありがとう。」と何度も言ってお別れしました。
午後4時頃お空へと旅立ちました。
数時間後、変わり果てたさくらちゃんと再会しました。
ひとつひとつ丁寧にお骨を骨壺に納めました。
立派な犬歯も歯も揃っていました。
お空でも一杯ご飯が食べられるようにと納めました。
爪のお骨もきれいに残っていました。
お空でも走ったり、泳いだりできるようにと納めました。
そして、とっても小さくなったさくらちゃんとお家に帰ってきました。
バウちゃんママもお家へ来てくださいました。
アミちゃんママとバウちゃんママとさくらの思い出話をさせていただいて
すこしほっこりしました。

ママの最愛の娘さくらちゃん、可愛い可愛いさくらちゃん、大好きだよそして、
これからもずっとずっと一緒だよ。
これからもずっとずっと一緒だよ。